
クロレラとスピルリナはどちらも藻類の仲間で、サプリメントとして最近人気を集めています。どちらも栄養価が非常に高く、心臓病予防や血糖値を改善するなど様々な健康上のメリットが期待されています。
そんなクロレラとスピルリナの違いを解説し、どちらがより体にいいか比べていきたいと思います。
クロレラとスピルリナの違い
クロレラとスピルリナはどちらも市場で人気な藻類のサプリメントです。両方とも栄養価が高く、似たようなメリットはありますが、いくつか異なるものもあります。
クロレラは脂質とカロリーが高い
両方ともたくさんの栄養価が詰まっています。
28グラムで含まれる成分は以下の通りになります:
| クロレラ | スピルリナ | |
| カロリー | 115 カロリー | 81 カロリー |
| タンパク質 | 16 グラム | 16 グラム |
| 炭水化物 | 7 グラム | 7 グラム |
| 脂質 | 3 グラム | 2 グラム |
| ビタミンA | 287% (DV*) | 3% (DV) |
| リボフラビン(ビタミンB2) | 71% (DV) | 60% (DV) |
| チアミン (ビタミンB1) | 32% (DV) | 44% (DV) |
| 葉酸 | 7% (DV) | 7% (DV) |
| マグネシウム | 22% (DV) | 14% (DV) |
| 鉄 | 202% (DV) | 44% (DV) |
| リン | 25% (DV) | 3% (DV) |
| 亜鉛 | 133% (DV) | 4% (DV) |
| 銅 | 0% (DV) | 85% o(DV) |
*DV=デイリーバリュー、一日の摂取量
タンパク質、炭水化物、脂肪酸組成の数値は似ていますが、カロリー、ビタミン、ミネラルの含有量が大きく違ってきます。
クロレラに多く含まれるものは:
・カロリー
・オメガ3脂肪酸
・プロビタミン A
・リボフラビン
・マグネシウム
・鉄
・亜鉛
となります。
スピルリナはカロリーは低いものの、以下のものが豊富です:
・リボフラミン
・チアミン
・鉄
・銅
クロレラはオメガ3脂肪酸を多く含む
クロレラとスピルリナは脂質の数値は似ていますが、その種類は大きく異なります。両方とも多価不飽和脂肪、特にオメガ3脂肪酸が豊富です。オメガ3とオメガ6脂肪酸は細胞活性化と脳の働きに必須な多価不飽和脂肪です。からだでつくることができないため、食事から摂取する必要があります。特に飽和脂肪酸の代わりに多価不飽和脂肪を取り入れることで、心臓病予防につながると言われています。オメガ3脂肪酸は特に炎症を抑える、骨を強くする、そして心臓病・ある種の癌予防など様々な利点があります。しかしながら、一日に必要なオメガ3脂肪酸を取り込むにはこれらの藻類をたくさん取らなければなりません。しかし、実際はほとんどの人は少量しか藻類を摂れていないのです。
両方とも様々な種類の多価不飽和脂肪を含んでいます。けれども、クロレラはオメガ3脂肪酸、スピルリナはオメガ6脂肪酸をより多く含むと研究結果は示しました。
クロレラはオメガ3脂肪酸を含みますが、 動物由来のオメガ3脂肪酸の代わりを探しているのであれば、濃縮藻オイルサプリメントの方が適しています。
どちらとも抗酸化物質が豊富
クロレラもスピルリナも多価不飽和脂肪の他に抗酸化物質に富んでいます。
抗酸化物質はからだのフリーラジカルと反応・中和することで細胞・組織を守ります。ある実験で、52人の喫煙者に6.3グラムのクロレラ、もしくは偽薬を6週間与えました。サプリメントを服用した被験者は血液中のビタミン Cが44%増加、ビタミンEが16%増加しました。両方のビタミンは抗酸化物質です。
また、クロレラを与えられた被験者はDNA損傷が大きく低下しました。別の研究で慢性閉塞性肺疾患(COPD)を抱える30人の被験者に1、2グラムのスピルリナを60日間与えました。すると抗酸化酵素スーパーオキシドジスムターゼが20%、ビタミンCが29%増加すると分かりました。また、血液中大切な酸化ストレスマーカーは36%低下しました。
スピルリナの方がタンパク質が豊富?
スピルリナやクロレラなどの藻類は食物とし食べられた記録はてアステカ文明まで遡ります。タンパク質が豊富なので、NASAは任務中の宇宙飛行士に食事のサプリメントとしてスピルリナを与えました。現在では、化学者たちはクロレラがより長い宇宙での任務に適しているタンパク質の高い栄養食か調べています。スピルリナ、クロレラ中のタンパク質はからだが吸収しやすいもので、両方ともすべての必須アミノ酸を含んでいます。クロレラとスピルリナはどちらもタンパク質が豊富ですが、ある種のスピルリナの方が10%タンパク質を多く含むという実験結果があります。
まとめ:クロレラはオメガ3脂肪酸、ビタミンA、リボフラビン、鉄、亜鉛が豊富で、スピルリナはチアミンと銅をたくさん含み、もしかするとクロレラより多くのタンパク質を含む。
両方の藻類は血糖値を調節するの役割りを持つ
たくさんの研究により、クロレラとスピルリナは血糖値を調節するメリットがあると示唆されました。どう働くかは確かではありませんが、スピルリナは動物・人間両方のインスリン感受性を高めると示した研究結果もあります。インスリン感受性は、グルコースを血液から細胞へと送るホルモンインスリンに細胞がどのくらい反応できるか測ったものです。また、人体実験でクロレラサプリメントは血糖値調節を促し、インスリン感受性を高めるという結果が出ました。これらの効果は特に糖尿病、またはインスリン抵抗性を患う人に効果的かもしれません。
まとめ:スピルリナとクロレラは血糖値をさげ、インスリン感受性を高める効果があるという研究結果がある。
両方心臓を健康にする
クロレラとスピルリナは血中脂質組成と血圧を改善することで心臓の健康を保つ可能性があると示唆されました。ある4週間の対照研究で、クロレラを毎日5グラム摂取した63人の被験者は摂取しなかったグループと比べ10%中性脂肪が低下したと明かされました。また、11%の悪玉コレステロール低下、4%の善玉コレステロールの増加が見受けらました。別の研究では、12週間クロレラサプリメントを摂り続けた血圧の高い被験者は、サプリメントを摂らなかったグループと比べ劇的に血圧が下がったことが確認されました。クロレラ同様に、スピルリナもコレステロールと血圧を改善する可能性があります。3か月行われた実験で、コレステロールの高い52人の被験者が毎日1グラムのスピルリナを摂取することで、中性脂肪を16%、悪玉コレステロールを10%下げることに成功しました。他の研究では、血圧の高い26人の被験者が6週間4.5グラムのスピルリナを毎日摂ったら血圧が、6-8%下がったと示しました。
まとめ:クロレラもスピルリナもコレステロール値と血圧を抑える可能性がある。
どちらの方が健康的か?
クロレラもスピルリナもたくさんの栄養価を含んでいます。しかしながら、クロレラの方がオメガ3脂肪酸、ビタミンA、リボフラビン、鉄、マグネシウムと亜鉛を多く含みます。スピルリナの方がタンパク質に富んでいるかもしれませんが、ある実験結果はクロレラ中のタンパク質もスピルリナと同じくらい含まれると明かしています。クロレラは多価不飽和脂肪、抗酸化物質そして他のビタミンが豊富なこともあり、スピルリナより少し栄養面で優っているかもしれません。しかし、どちらも違う効果があり、比べにくいのも確かです。すべてのサプリメント同様、特に大量に摂取するのであれば医師と相談する必要があります。血圧希釈剤のような医療薬品を妨げる可能性があるので特に注意が必要です。そのうえ、ある自己免疫疾患を患う人にはクロレラとスピルリナは適切でない可能性があるので、医師と相談する必要があります。さらに、安全性を保証するため第三者によるテストを行った名の知れた会社からサプリメントを購入するべきでしょう。
まとめ:どちらもタンパク質、栄養価、抗酸化物質を多く含むが、クロレラの方が栄養価が少し高い。しかし、どちらも健康的なサプリメントである。
結論
クロレラもスピルリナも栄養価が高く、ほとんどの人には安全な藻類です。心臓病予防や血圧改善などのリスクを下げるなど健康に良いものとされています。クロレラの方が栄養価が高いですが、どちらも有益なサプリメントです。

